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秘境・林道情報2

幽谷の地に湧き出る間欠泉・秘湯「広河原温泉」
そして
小屋集落から栂峰登山口へ

(平成11年10月9日および平成14年8月22日)

白川ダム周辺マップ


山形市(R13)→南陽市(R113)→飯豊町→白川ダム→広河原温泉→小屋→栂峰登山口

この記録は、平成11年に初めて広河原温泉を訪問したときの内容に、平成14年に再訪問したときの写真などを加えながら書いているので、読みにくい点についてはご容赦ください。なお、小屋集落の栂峰登山口の記録はすべて平成14年のものです。使用した車は平成11年のときはボンゴフレンディ、平成14年はジムニー。

先日、テレビで山形県と福島県の山深い県境あたりにあるという、秘湯「広河原温泉」を取り上げていた。山形県の南部に聳える栂峰の麓に湧き出る間欠泉ということなので、話の種になればと家族を連れて行ってみた。じつは紅葉の時期をねらって行くはずだったが、これまでほとんど知られることの無い深山幽谷の地ということで、何がおこるかわからないためこの3連休に出かけることにしたのだ。(実際はそんなおおげさな考えは無く、ちょっとしたドライブ気分だったのだがσ(^^; )


源流の森分岐


中津川橋


ダム湖の対岸に白川荘
南陽市から小国町へ向かって国道113号線を走り飯豊町へ入ると「道の駅いいで」がある。そこから3キロほど先の2つめの信号、「手ノ子」というところに「白川ダム・源流の森(13.5q)」という大きな案内板があるので左折する。

手ノ子から白川ダムまでの県道は信号も無いのでストレスも感じない。ダム湖にかかる中津川橋という赤い橋を渡り上流に向かって進むと、やがてダム湖の対岸に向かう橋があり、「米沢と小国・岳谷・源流の森センター」方面の道路標識がある。しかし、広河原へ行くには対岸へは渡らずにそのまま米沢方面へ直進して県道を少しばかり走る。すると右手の方向に分かれる舗装路があり、そこに「広河原」という小さな立て札がある。(現在はちゃちな立て札もりっぱな道路標識に変わっていた。)このあたりからダム湖の向こうに白川ダム湖岸公園キャンプ場の施設が見えてくる。


広河原集落


広河原集落
ここから先は未知の世界だ。表示のとおり広河原方面の舗装路へ入ると、今度は左手の方向に砂利道があり、見落としそうな立て札があるのでそちらへ降りていく。(現在の表示板はこちら
舗装路はそのまま続いて行き止まりになるので間違わないようにする。源流の森からここまで約2q、広河原へ行く舗装路はここまでだ。砂利道をしばらく進んで行くと、広河原集落の周辺だけ一部舗装路になるがそこを通り過ぎてしまえばすぐに林道である。それにしてもこの部落には茅葺きの古びた農家が1〜2件しか目に入らなかったのだが・・・ほんとかな。おまけにこの辺りの水田はほとんどすべて残骸ばかりの荒れ地になっている。人里離れたここの農家はどのようにして生計を立てているのか・・・などと考えながらどんどん山の中へ入っていく。

(平成14年8月現在は集落の最奥にある広河原釣り堀まで完全舗装になっていた。また、人が住んでいると思われる民家も4軒ほどあるようだ。)


広河原温泉への分岐


水の流れる林道
広河原釣り堀を通過するとすぐに広河原温泉への分岐路があり「間欠泉まで7q」という案内板があるので見落とさないようにする。(まっすぐ行けば次号で紹介予定の谷地平・赤崩林道へ通じるが、残念ながら平成14年8月現在は災害のため通行止めとなっていた。)
さて、目的地は左手の少し道幅の狭い薄暗い方向にある。ここからいよいよ本格的な林道となっていく。道は狭く荒れており、でこぼこしているので速度を上げられない。愛車ボンゴ・フレンディは何度か腹を擦ってしまう。それから欄干も無く車1台がやっと通れるような橋を3つほど渡る。ちょっとハンドルを誤れば車はすぐに川に落ちるだろう。(^_^;)
このレベルの林道ならば通常は対向車などにはなかなかお目にかかれるはずも無いのだが、なぜかRVやら普通乗用車やら軽自動車などがやたらやって来る。連休のせいだろうか?それとも宣伝効果で広河原温泉が日の目を見たのだろうか。

(平成14年8月現在は3つの橋あたりまでアスファルト舗装がされていた。それ以降、間欠泉まではあいかわらずの未舗装林道。水溜まりのモーグル状態のところが多少あるくらいで、前回のときにくらべればかなり安定していた。)


H11の広河原温泉


広河原温泉


脱衣所


吹き上げ


H11のときは観光客も多かった


H11洞窟探検
7qの行程に要する時間の予測もつかないままゆっくり進んでいく。対向車に気遣いつつ、清流や周囲の景色を楽しみながら進むことおよそ30分、ようやく終点にたどり着いた。ここから先は車乗り入れ禁止。狭い渓の中の道がやや広くなって車が7〜8台駐車できるようになっている。本日は満車状態だ。案内板には250メートルほど徒歩を楽しんでくださいみたいなことが書いてあったような・・・気がする。
ハイキング気分で少し先の曲がり角を抜けゆるい坂道を上り始めると、テレビで見たとおりの風景が目に飛び込んでくる。真っ赤な鉄分と黄色がかった湯花が辺り一面を覆っている風景だ。最近できたという小ぎれいな脱衣所もある。そして温泉から先は行き止まりのようだ。

(平成14年8月現在は、間欠泉のすぐそばまで車で行けるようになっていて、かなり広い駐車場があった。また、以前は間欠泉の周囲の遮へい壁が少なかったが、いまでは周りを囲んでいた。)

間欠泉は大きいときで1〜2メートルくらいの高さまで吹き上げるが、日に1度は脱衣所の高さを越えるほど吹き上げることもあるという。この間欠泉を中心に小池のように石とコンクリで固められたところが露天風呂だ。しかしながら湯の温度は低く、今の季節では風呂に入る人はなかなかいないとのこと。(1人だけいたが(゚o゚))せいぜい足を入れて感触を楽しむのが関の山だ。真夏専用の温泉というところか。事前に仕入れた情報では、湯が流れるまっ赤な土をスコップで掘れば露天風呂の出来上がりとあったが、そのあたりは環境保全のためか立ち入り禁止となっていた。

(湯花の堆積地を良く見ると、ちいさな丸い石のようなつぶつぶがたくさんあるのがわかる。これは、虫などの死骸が核となって湯花が固まったものだと聞いた。また、本日は日よりも良いせいか、堆積地の中で大きな青大将がのんびり体を休めていた。)

本日の広河原温泉には「源流の森」が企画して一般募集したという1泊2日の研修客が大勢来ていた。我が家が到着したときは大人や子どもが木の実を使ったクラフト作りをしたり、すぐそばの鉱山跡だったらしい洞穴探検で賑わっていた。一般の観光客もやってくる。秘湯「広河原温泉」もいよいよ飯豊町観光の目玉になっていくのか。


H11昼食
小一時間ほど滞在後、帰り道の清流の側で少々遅くなった昼食を広げていると、先ほどの研修客達がマイクロバス2台に分乗して手を振りながら帰っていく。我が家族もおにぎりを頬張りながらそれに応えて手を振る。なんと和やかな光景だろう。


小屋集落


栂峰が見えた


登山口


栂峰を振り返る

さて、広河原温泉の再訪問も果たし飯森山も見ることができたので、次は栂峰の登山口まで行ってみることにする。一旦、白川ダムから川西町玉庭へ通じる県道まで戻り、少しばかり走ると小屋集落の道路標識がある。小屋集落は広河原集落に比べると活気がありなかなか現代的である。

4kmほど舗装路を走ると大きな砂防ダムがある。真ん中に切り込みがあり、水は貯まらない構造なのでダムと言うべきなのかはわからない。
この辺りから未舗装の林道になるがどんどん奥へ入っていくと、栂峰がやっと姿を見せてくれた。

終点近くで栂峰登山道の標識があり、急勾配のヘアピンがあるが車が入れる道なのでそのまま登る。片道9kmほどで最終点。ちょっとした駐車場があり、何やら得体の知れないものが立っていた。(不気味・・・)
そこから20mほど歩くと栂峰の登山口だ。林道もその先の堰堤までである。登山道は小沢を渡るが草は伸び放題だ。ここまで入ってしまうと栂峰の姿はぜんぜん見えない。どうやら小屋集落からのアプローチでは栂峰を眺めるポイントは限られてしまうようだ。


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