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秘境・林道情報6

雁戸山と瀧山を真正面から望める林道早坂上線(宝沢林道)
(平成13年11月25日)
Mapion周辺地図


山形市(宝沢)→林道早坂上線(宝沢林道)

今回は山形市の東にそびえる瀧山(1,362m)山域の林道を紹介する。瀧山と言えば、山形市街のどこからでも見ることができ、山形市民にとってはとても身近な存在の山である。しかし、その標高にはたぐわない険しい登山道を従えているため、なかなか近づきがたい存在の山でもある。(登山は蔵王温泉側からのルートが一般的で比較的楽かも知れない。)それ故か瀧山のふところへ入り込み、登山道へ通じる林道もそう多くはない。筆者が知っている範囲では、瀧山西側の国民宿舎西蔵王山荘から山形市西蔵王放牧場へ通じる林道三百坊線、それから羽竜沼へ通じる林道、そして今回紹介する瀧山東側の林道早坂上線くらいだと思う。なお、写真は平成13年11月と平成14年5月の2回に分けて撮ったものである。


林道早坂上線の起点
山形市街から笹谷街道(R286)を馬見ヶ崎川に沿って仙台方面に走る。唐松観音が左に見えると間もなく馬見ヶ崎川を渡る橋がある。橋の手前から東沢小学校へ向かって右へ入っていくと県道宝沢防原線にぶつかる。その道をそのまま進むと、宝沢、上宝沢を経由して終点は蔵王ダムとなるが、林道早坂上線の起点はその途中の上宝沢にある。写真では、車の後方に続く道が林道早坂上線だ。

登坂路
林道は、最初のうちは舗装路が続くが、しばらくすると舗装と未舗装が断続的になってくる。このあたりは視界のきかない杉林を登り続けるため景色などは望めない。また、どこに向かっているのかさえもまったくわからない。

不動滝、ドッコ沼へ通じる分岐
林道口から1.6km程走ると、不動滝、ドッコ沼へ通じる林道を左に分ける。ここから左に折れると、約2kmで不動滝、ドッコ沼方面の登山口に接続してすぐに林道終点となる。もともとこの林道は、道標にも書いてあるように蔵王の不動滝、ドッコ沼へ通じる登山道と瀧山の登山道に沿って作られたようだ。そういえば10月に蔵王中央ロープウェイを利用してドッコ沼、不動滝へ行ったとき、不動滝の近くの林道途中に宝沢方面へ通じる登山道があったことを思い出す。これで不動滝を落ちた水が不動沢沿いに林道早坂上線の起点まで流れていることに納得する。

雁戸山(1,485m)
先の分岐を曲がらずにどんどん高度を稼いでいく。やがて杉林も終わり辺りの木々が広葉樹に変わってくると、しだいに視界が開けてきて壮大な景観が現れる。東に位置する大きな雁戸山が目に飛び込んでくるのだ。こんなにも大きな雁戸山を真正面に見ることができる林道はおそらくここしかないだろう。

二口山塊の峰峰
しばらくのあいだ雄大な雁戸山に見とれた後、視点をわずかに北にずらせばそのままハマグリ山、トンガリ山、山形神室(1,344m)の峰峰が遠望できる。真ん中あたりに仙台神室(1,353m)もちょこっと顔を出している。

カモシカ
林道をどんどん登っていくと、突然大きなカモシカに出くわす。シャッターチャンスは逃してしまったが、写真には確かにカモシカが写っている。しかし、ここまで来てもこの林道がどこまで続いているのかはまだわからない。

瀧山登山道との最後の交差
カモシカを見た地点から間もなくすると、瀧山登山道との最後の交差である。瀧山へ登るには、ここから歩かねばならない。この林道は、登山道を所々で寸断しながらジグザグに上ってくるかたちのようで、普段はここで車両通行止めとなっている。ここは道幅が広くなっており、数台の駐車が可能だ。

林道の終点遠景
通行止めのバリケードから少しばかり歩くと、谷の向こうに林道の終点が遠望できる。終点までおよそ600mくらいだろうか。今回は、終点まで歩いて行ってみることにする。

林道の終点と瀧山
林道の終点から瀧山を見る。これが北東側から見た瀧山の山容だ。中央のピークは左側の蔵王から続く尾根と接続しているので、おそらくヘラハギ山(1,340m)だろう。右は1,275mピークと思われる。瀧山(1,362m)山頂は向こうに隠れて見えないのかも知れない。林道早坂上線とは瀧山の東山麓を懐深く入り込む道程約6kmのドン突き林道だった。ちなみにページトップの写真も同じ位置から撮ったものだが、そのときは運良く通行止めのバリケードが無かったため、終点まで車で来ることができたのだった。


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