
エコキャンプみちのく
概要:てんやわんやのGWキャンプ(激辛モード)
日時:平成16年5月1日〜2日
参加者:筆者、妻、次女、長男
天気:初日は晴れのち曇り、2日目は晴天

次女とフリーサイト
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今年もまたゴールデンウィークがやってきた。ちょっと前に新年を迎えたばかりだというのにもう5月である。長引く不景気で我が家の財政も苦しいことはわかっていたが、私は久々のファミリーキャンプ計画をそれとなく家族に発表してみた。案の定、高3の長女にはにべもなく断られるも、他のメンバーからはなんとか同意を取り付けることができ、めでたくGWキャンプ計画は成立するに至った。4月も残すところあと2日。本腰を入れてインターネットから具体的な検討に入る。まずは週間天気予報だ。調べてみれば、5/1だけが良く、後は下り坂とある。5/1とは明後日ではないか。天気が崩れる前に実行してしまうこと考えると、もう予約不要のキャンプ場しか無いだろう。車内泊も考慮しながら目的地を絞っていた。翌日になって、ふと気になっていたエコキャンプみちのくに電話を入れてみた。すると、意外なことにフリーサイト(5/1だけ)が空いていると言う。先日、仙台に行ったときに見かけた新しいキャンプ場で、詳しい情報もすでに収集済みである。子ども用の遊具や温泉風呂もあり、その他の設備も申し分なく料金もさほど高くは無い。もうこれしかないだろう。ちと近場だがエコキャンプみちのく&湖畔公園漫遊の旅?とでもしゃれこもうではないか。そのまま間髪を入れずに予約を申し込んだ。 | |
![]() 関所で待機 【1.予定外の仮受付(チェックイン前の話)】 11時半頃、現地到着。予約時の電話では、早めに着いても、受付でみちのく湖畔公園の無料券をもらうことができ、チェックインの時刻まで遊んでこれるはずだった。しかし、予定とは異なり、我々はキャンプ場よりかなり手前の空き地に誘導されてしまう。(゜ε゜;) そこで目にした光景は、テーブルを広げて食事を取りながらすっかりくつろいでいるグループや、ボール蹴りやバドミントンなどをしている家族の姿であった。「まさか、ここがキャンプ場じゃあるまいな (^_^; 」などと冗談を飛ばしながら誘導されるまま、仮受付をすることになった。14時になったら先着順に案内するから来た順番に駐車して待てとのこと。湖畔公園の無料券もここで受け取ることができたので遊んできてもよかったのだが、帰ってきたときには最後尾に並ばねばならない。しかたなく待つこと2時間あまり。それでも14時にチェックインできれば、天気のいい今日中に湖畔公園には行けるだろう。やがて待ち望む時刻が近づく頃には、この空き地は満車状態になっていた。長ーい長ーい時間が過ぎて待ちくたびれたころ、ようやくその時はやって来た。空き地を埋め尽くした車軍団は満を持したように管理センターに向かって一斉に移動を開始したのであった。 |
![]() フリーサイトのトイレとシャワー施設 【2.管理センター受付の様子】 鉄砲水のごとく大量の車軍団が押し寄せてきたわけだが、それはあえなく管理センターの駐車場というダムに押さえられた。そこでは我々を含めて最初の10台くらいしか止められなかったからだ。あとは順番を待ってずらりと道路に続いていた。受付では3名の係員が受付用紙の束を手に持って、「繰り返し順番に名前を呼んでいますからお待ちください。 ^_^ 」と用紙をめくっては早口で名前を呼んでいる。「変わったやり方だな」と思ったがしかたがない。名前を呼ばれた者だけがチェックインを許されるようだ。返事の無い者は後回しだ。しかも、3人それぞれが早口で名前を連呼するので聞き取りにくいことこの上ない。大きい声もあれば小さな声もある。聖徳太子じゃあるまいし、聞き漏らすまいとじっと聞き耳を立てる。順番からしてそろそろか・・・ しかし、いつになっても自分の名前は呼ばれない。ほとんど返事の無い空振り点呼が続くなかで、聞き覚えのある名前がまた二度、三度と聞こえてきた。おそらくこの場にいない、つまり道路に並んでいる客も含めた受付用紙を、繰り返し読み直しているようだ。無駄なことをしないでここに来た順にかたづけろと言いたい。該当者がいた場合は手続きが行われるが、料金の支払いなど1人に要する時間が結構かかるので、センターの中にいる人がさっぱりはけてこない。そのうちに場外にいた人達もどんどん中に入ってきて順番など無意味になってきた。これってまさしく交通渋滞の元凶、ボトルネックの図式ではないのか!? |
![]() フリーサイトの駐車場 【3. イライラ・興奮状態の受付】 今か今かと先が見えないまま待たされて、小1時間が過ぎようとしていた。状況はあいかわらずで、他人の名前ばかりが虚しく通り過ぎていくだけだった。今入って来たばかりの人でもジャストタイミングで名前さえ呼ばれれば、申し訳なさそうにチェックインを通過していく。「おたくの受付用紙、さっきの広場で風に飛ばされてしまったんじゃないの?(∋_∈)ヒェー」とか、隣の人と冗談交じりで話していたが、これまでの様子からして、係員が持っている受付用紙の中には自分のものは入っていないことを確信した。こうなると自分がみじめに思えてくると同時に、大きな不安が自分を支配するようになってくる。 「このまま最後まで待たされるのか? 先着順ではなかったのか? いったいどんな順番で名前呼んでるんだ! (-_-+)凸 」 いても立ってもいられなくなってきて、内心、こう叫ばずにはいられなかった。実際、この調子でやっていれば間違いなく暗くなってしまいそうなくらい、まだまだたくさんの客が溢れていた。とうとう「暗くなっちまうぞ!」「どうなってんだー!」と、同じ様な状況に置かれた客の中から不満の声が出始めた。絶妙のタイミングで、「納得できないっ!」と、ブチ切れて係員に食ってかかる客も現れた。やってくれましたね!ありがとう!まるで自分の気持ちを代弁してくれるかのようだった。その客はそのまま帰ってしまったのかは不明だが、とにかくものすごい剣幕で管理センターを出ていった。 やがて、いつまで経っても手続きの終わらない私を心配してか、車の中で待機していた自分の家族が様子を伺いに来た。こうなると平静を装いながらも、不満と不安で臨界に達していた私の堪忍袋も、もはやこれまで。そろそろいくぜ! 自制心を吹き飛ばすべく怒りのトリガーが引かれた。「おーい! いいかげんしろよ! 最初から、ずーーーっと待ってんだぞ! 受付用紙無くしちまったのかぁーっ! (`´メ) 」 と大声一発。 |
![]() 愛車と我が家のサイト 【4. ようやくチェックイン】 不穏な空気の漂う中、受付の雰囲気はいっそうさらに険しくなっていった。自分的にはすっきりしたが、まだ問題が解決したわけでは無い。我々の不満攻撃のジャブにさらされながらも、係員はあいかわらず同じ段取りで作業を続けていたからだ。誰かがチェックインを済ませるたびに、「確か今の人、我々よりずーっと後に来たはずだよね。 絶対おかしい! 受付用紙に受け付けた番号くらい書いておくべきだよなー! いったいどうなってんだよ! (-_-;) 」 半ばあきれた私は、同じように早くから来て待たされている人といっしょになって、係員の処理作業を突っつき始めていた。 やがて、危険を察知したのか、はたまたこのままでは処理しきれないとあきらめたのか、チェックインの方法が変更された。 「前の方から順番に受付けしてください。料金の精算はチェックアウトの時に行います。」とな。 「そうだよ、最初からそうしてくれれば良かったんだよ。こっちは言われたとおりに順番に来てるんだからさぁ・・・」私は自分の控えを見せると、係員は後ろを向いてゴソゴソ探していたようだが、別に風に飛ばされたわけでもなく意外と簡単に受付用紙が出てきた。そして、最前列で茶茶を入れていたせいか、顔を覚えられてしまったようで、「大変長らくお待たせして申し訳ありませんでした (__)」と、体よくやんわり謝られてすんなりと場内に入ることができた。 チェックインに多少時間がかかろうとも、先着順にやっていればそれは本人も納得済みのことなのである。しかし考えてみれば、あれだけの数のキャンパーを14時頃から一斉に受付していては、いくら先着順にやったとしても無理があると思うのだが・・・。怒りモードがスーッと消えていった。それにしても疲れたなぁ。チェックインだけで全精力を使い果たしてしまった感じだった。とにもかくにも無事に入場できて良かった、よかった。目出度し、めでたし・・・なんのこっちゃ・・・(´。`) |
![]() いまいちあか抜けない我が家のサイト 【5. 幕営】 しかし、のんびりしている場合では無い。かなりチェックインが遅れてしまったからだ。弾かれたようにフリーサイトに来てみると、案の定、駐車場の空きも少なく水場やトイレからは離れた場所しか残っていなかった。それにしても予約の段階で確認されているはずだが、あれだけの車が全部駐車できるのか、とよけいな心配さえしてしまうほどの空きだった。隣のサイトと適当な距離を保ちながら設営場所を決めた頃、天気も怪しくなってきた。風も出てきたし、ポツリと1つ落ちてきた感じがする。とにかく幕営を急がねば。予約のときに小型テントの複数使用を了解してもらったので、今回は手間いらずの小さいものしか持ってこなかった。それにしても周りのサイトはみごとに緑色の大型テントばかりだった。しかもみんなスッキリと仕上げていてあか抜けている。ウヘッ!近頃のキャンプとはこういうものなのか?「何で家のテントだけちっちゃいの?」と子供たちに不満を浴びせられながら大急ぎで設営された我が家のサイトは、ごちゃごちゃとして妙に浮いているような気もした。よそ様より面積も取っているようで気も引ける。見た限りでは、小型のテントは我が家だけだったかも知れない。子ども達は・・・広場の遊具で遊んだりボール蹴りに夢中になっているようだ。そのうちに私も引っ張り出されてボール蹴りだ。 |
![]() 寒そうなメンバー 【6. サイトの様子】 今度は、子どもを連れてキャンプ場の探検に出る。いろんなサイトがあって見るだけでも楽しい。ぐるりと一周歩いてみたが、やっぱり小さいテントは我が家だけのようだった。これまでのキャンプ場と言えば、様々なテントを見ることができたわけだが実に不思議である。子供たちと言えば、あいかわらずテントが小さいということが不満のようである。「山椒は小粒でもぴりりと辛いのさ (^_^;)ゞ 」と言い聞かせるが、子供にとっては周りに比べて小さいというだけで引け目に感じるのだろう。 一息ついて一服していると、先程の係員が一つ一つテントを廻りながらやって来る。タオルを配りながらチェックアウトは1時間延ばしますと言ってきた。しかし、寒いのでそんなことどうでもいいや。女房殿はウインドブレーカだけでは寒くていられないと言い始めた。車の中からカッパや防寒着を引っ張り出してみんなに着せる。当然、本日のみちのく公園行きもあきらめることになった。明日は間違いなく雨降りだと思うと気分も乗らず、夕食もほどほどに大人はテントに引っ込んだ。テントは私と次女、女房と長男というふうに割り当てて、もう1つは荷物用だ。シュラフのメインは愛用しているM社のSSバロウバッグ#2を2枚、そして同じような耐寒能力のマミーダウンを2枚用意したが、それぞれ1枚だけでは寒くてしようがない。こんなこともあろうかと2枚重ね用の予備を各自1枚ずつ準備しておいた。とりわけ女房殿には合計3枚だ。子ども達は元気にはね回っていたようだが、私はテントの中で一人チビチビと酒を飲んでいた。 |
![]() キャンプファイヤー 【7. キャンプファイヤー】 暗くなってきたころ、キャンプ場にアナウンスが始まった。今日は土曜日なのでキャンプファイヤーが行われるという。時間になると子ども達は一斉に広場に集まって行った。すると、文句を言いながら寝ていたはずの女房殿もカメラを手にしてムクッと起き出してきた。子どもといっしょに楽しみたい・・・これが親心というやつなのか。それともただ単に記念写真を撮りたいだけなのか・・・? 私はしばらくサイトで酒を手にしていたが、やがて釣られるように人だかりに向かって歩き出していた。キャンプファイヤーでは先程の係員の人が中心になって、子どもや親達がものすごい熱さで盛り上がっていた。それは1時間余りも続く熱狂的な炎の祭典だった。喉も張り裂けんばかりの大声で歌いながら観客を引き込もうとする彼らの姿には、ただ圧倒されて「すごいなぁ」と思うばかりであった。しばらくして、ふと気が付くと、女房殿は既にテントに帰還してシュラフの中にいた。やっぱり・・・。 |
![]() 長男と広場の遊具 【8. 二日目】 翌朝早く目が覚めると周囲はやけにおとなしい。雨がテントを叩いているはずなのだが? 空を見上げれば昨日よりもいい天気になりそうだ。私は朝食を済ませると早々に撤収を開始した。チェックアウトに行くと、湖畔公園の無料券が使えるというのでそのまま公園に向かうことにした。湖畔公園は朝から大変な混みようである。入場するにはかなり歩かねばならないような一番端の駐車場まで追いやられたが、それから半日ほど楽しく過ごすことができて、夕刻無事に帰宅した。私のカメラは車に置き忘れたため一枚の写真も無いが、女房のカメラではきれいな花や楽しそうな子ども達の姿がたくさん撮れていた。 今回のキャンプの核心は、まさにあのチェックインだったのではなかろうか。GWの人気キャンプ場という、特別な条件下でなければ起こらないような体験のおかげで、一皮剥ければ良しかな・・・と無理矢理、良い方向に持っていこうとする筆者でした。 〆(°°)カキカキ.. |