ものぐさキャンプ日記

古寺キャンプ場
概要:チロと二人三脚、行き当たりばったり野営
日時:平成16年6月26日〜27日
参加者:筆者、チロ
天気:初日は雨&曇り、2日目は曇り後晴


古寺キャンプ場の広場

6月25日(金)の蔵王坊平キャンプ場開きに合わせて、当日夕刻からの飛び込みキャンプを計画していたが、残念ながらあいにくの雨。
このところ蒸し暑い日ばかり続くので、たまには高原で涼しい夜を過ごしたいと期待していたのだが、平日ばかり晴天で週末になると悪化する。最近の天気はこんなのばかりだ。それでは、次の日まで待ってやりましょうと一晩我慢してみると、今日こそはと期待させるような明るい空になってくれた。

「さぁ、出発!」というわけで子ども達とチロを連れて一路坊平へ。しかし、標高が増すにつれて天気もすっきりしない小雨模様になってきた。10時頃キャンプ場到着。すると不思議なことにキャンプ場のゲートは閉じられ、管理棟にも鍵がかかっている。正直、色とりどりのテントで賑わっているはずと思っていたのだが、おかしい? それでもどなたか宿泊客はいるだろうとサイトをしっかり覗いてみたが人っ子一人いやしない。「なんじゃこりゃー!いったいどうなってんの・・」

もともと母親が同行しないキャンプなどにはしぶしぶだった子ども達だ。まずい、うまくない・・予想外の事態だ。このままでは大変よろしくない。
「もっといいキャンプ場へ行こうよ!アソレチックのある所がいいか?そっちの方が絶対おもしろいぞ! (^▽^)」
などと気を持たせるようなことを言いながら移動を開始すると、すっかり不信感を持った子ども達から恐れていた言葉が発せられた。「一旦、家に戻る?」「天気も悪いし・・」「やっぱり行かない!もう、帰ろうよ、帰ってよ!!」の緊急動議だった。

こうなったら、もうだめである。しかたがないのでその場を収めるために一旦自宅へ戻ることにした。当然、子ども達は大喜び。出鼻をくじかれた筆者は不完全燃焼。筆者は思った。「今日こそはキャンプがしたい。たくさん用意したBBQの食材はどうするよ。オレは肉なんぞ好まない歳になったんだ・・・」

本日は、女房は用事で家を空けているが、幸い、祖父母と長女が在宅である。自宅に着くや、子ども達と昼食用の食料を降ろして、一人分のキャンプ道具をジムニーに積み替えた。そして、「意地でもキャンプをしてくるぞ!」と、チロだけを連れてキャンプ地探しに出発した。当てのないまま天童まで来たところで、北の最上方面へ行くか、東の宮城県へ抜けるか、西の月山付近へ行くか迷ったが、結局、子ども達にキャンセルされた気持ちと天候の不安も重なり、遠方はやめてエスケープルートの多い西へ向かうことになった。



古寺キャンプ場

【1.】
最初にめざしたのは月山山麓の志津キャンプ場だった。しかし、現地へ行ってみれば本降りの雨。追われるように大井沢からこちら方面に来ることになった。そのまま古寺登山口まで行ってみたが、そこの駐車場の盛況ぶりに比べて、こちらのキャンプ場は全く人気無し。しかもテントサイトは雨が上がったばかりのようで一面水びたしだ。中央奥が炊事場。左に人工的な小川が流れており、右には神通峡で有名な月布川(古寺川かも?)が流れている。夏場に期待できそうだ。

広場に張ったテント

【2.】
あまりに閑散としているので、ここもパスしようか悩んでいると、1台のマイクロバスがやって来た。朝日少年自然の家の皆さんが炊事場で調理して夕食をしていくとのことだった。その野外活動に力づけられたか、筆者は広場の端っこに水はけのいい場所を見つけると、すみやかに幕営を完了させてしまうのだった。
期待していた朝日連峰の景色は全く見えず、あいかわらずのアソレチック遊具は限り無く朽ちかけていた。
(´ー`;;

チロ

【3. 】
キャンプ場の広場で、盲目になってしまったチロを遊ばせようとしてみたが、チロにとっては初めての場所はあまり気乗りがしないようだ。草は目に入るし、ましてや地面も濡れているしね。恐る恐る歩いては天を仰ぐチロよ、お前はいったい何を思うのか。

夕食

【4.】
いつものことだが酒類だけは取り揃えた。缶ビール、日本酒、焼酎、ワインといろいろ持ってきた。テントを設営してからずっと飲んではいたが、クーラーボックスに入っていたBBQの肉でも食してみるかと、とりあえず焼き鳥を一人前取り出して、塩、胡椒で味付けをしながら火にあぶった。まあまあの味か。しかし、なんだなぁ・・「どっちの料理ショー」の負け組シェフの気分というか、ちょっと侘びしいなぁ。残った肉は明日まで持つだろうかなどと心配する。

テントの中のチロ1

【5. 】
今までのチロだったらこんなに早くテントの中に入ってはいなかった。草に擦られた目が気になるのか、自由にならない目がもどかしいのか、前足でしきりに目を擦る姿が不憫でならない。

テントの中のチロ2

【6. 】
「チロ、大丈夫か?」の問いかけに、答えるようにこっちを向くチロ。しかし、以前のように瞳が動くことは無い。

翌朝、「もう帰ろうよ・・」と言いたげなチロ

【7. 】
翌朝4時頃から、朝日連峰登山者の車が頻繁に古寺鉱泉方面へ走っていく。晴れそうで晴れない天気の中でテントを乾かしていると、チロは広場から炊事場までゆっくりと歩き回っていた。顔にぶつかる草に驚いたり、段差につまづきながらも、キャンプ場を探検しているようだった。しばらくしてテントに戻ってきたチロは、「もう帰ろうよ・・」と言いたげにこっちを見ていた。

お帰りモードのチロ

【8.】
かたづけが終わるまでチロを車に乗せておくと、チロはすっかりお帰りモードになっていた。できるなら子ども達にも参加して欲しかったし、せめて朝日連峰が見えたら良かったのにと思ったが、チロとのんびり過ごす野営も悪くは無い。帰路は久しぶりの木川ダム、朝日川沿いのコースを辿ることにした。


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