このキャンプは、月山ダム湖で行われる花火大会を見ることが第一の目的で、花火が始まるまで近くの適当な場所でデイキャンプをするつもりが、テントの撤収がめんどうになり、そのまま居座ってしまったというものである。
自宅から月山ダムまでは約1時間ちょい、午前中に到着してしまう。目的地では既に会場の準備ができあがっており、駐車場もきちんと整理されていた。
下見も終わったので、ダム湖の周囲で花火がよく見え、かつ居心地の良い場所はないものかとダムをぐるっと一周。しかし、意外にも車が停められてのんびりできそうなところは全く無い。
しかたがないので国道112号へ戻って、以前に行ったことがある弓張平オートキャンプ場を覗いてみることにした。月山への登山口、志津へ上って行く途中にある、最近できたばかりの公営豪華キャンプ場だ。デイキャンプも可能なところだが、当然、予約などするはずもない筆者は、場内へ入ろうともせずに様子だけうかがって、少し下った弓張平公園へ行くことになる。
この公園も以前に来たことがある。芝におおわれた起伏のある広大な敷地に駐車場、トイレ完備。遊具は巨大迷路を始めとしたフィールドアソレチックオンリー・・・。元気な子どもには絶好の場所だが、彼らの後を追いかけて付いて行かねばならないセミ・シニアには恐怖のゾーンでもある。(前回に来た時のことが脳裏にはっきりと浮かんできて、イヤな予感がする)
芝におおわれた公園内では、それぞれの木陰にレジャーシートを敷いて寝転がる人たちがたくさんいる。じつにのんびりとした光景だ。さっそく持ってきたテントを木陰に組み立てて横になろうとするがそうはいかないのが現実だ。案の定、トンボを取ってだの、こっちへ来てだの、子どもからの注文が後を絶たない。筆者はいいかげんくたびれてきたので、下にある道の駅で食料を調達してくることを口実に逃げ出すことにした。(後は野となれ山となれ、女房殿、たのんまっせ /(- -)ラジャー)
酒やジュースにおやつ、夕食を買い込んで戻り、子ども達を呼び寄せる。これで少しは落ち着くだろう。 d(-_^)good!!
夕方になると、日中のんびりと過ごしていた人たちと入れ替わりに、花火見物の人たちが携帯椅子やビニールシートを持ってぞくぞくと集まってくる。旅館の送迎バスでやって来るグループもいた。その数、数百人・・(おいおい、百数十人に訂正しておこう)
筆者は知らなかったのだが、ここは月山ダム花火見物のメッカだったのか。みんなが集まっている所から下を見ると、花火会場が直下に見えるではないか!
というわけで、花火が始まる前にテントをたたんで下の会場に移動するつもりが、そのまま居座ることになってしまう。
いよいよ花火が始まったので、我が家も携帯椅子を持ってその場所へ移動。花火の破裂音がかなり遅延して届くので妙な感じだったがなかなか大したものだ。しかし、30分ほど打ち上がってから、プッツリと後が無い。見物人もぞろぞろと帰り始めた。我が家はしばらくねばってみたが、花火はいっこうに上がらない。見物人がかなり減ってきたので、月山ダム花火大会とはこんなものかと、テントに戻って撤収しようとしたとき、再び花火が打ち上がる。再び見物続行。しばらくしてめでたく花火大会が終了する。
さあ!テントをたたんで帰ろうか、と気合いを入れた途端、こんどは一晩中灯っているはずと思っていた公園の照明がいっせいに消灯してしまう。あたりは真っ暗闇。急にテントの撤収がいやになってしまった。本来、宿泊する予定も無かったので、ランタンなどのキャンプ用具を持ってこなかったのだ。なんかフェイントをかけられたような花火大会でいまひとつすっきりしない印象のキャンプ?であった。