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6年前に 「リゾートパーク鬼首」 のキャンプ場を利用した際、今回のキャンプ場の下見は済ませておいたのだが、ようやくこのたびキャンプが実現することになった。今回、吹上高原キャンプ場に決めた理由は、収容人数が大きく、予約不要の一点につきる。併せてペット持ち込み可というのもうれしい。ゴールデンウイーク中のキャンプ場の確保は、これまでの経験からも非常に困難なことであり、”ものぐさキャンパー”としては面倒な事前準備は不得手なのである。参加者は、筆者と女房、長女(高1)、次女(小2)、長男(年中組)そして愛犬チロと、まずは我が家の全員が顔をそろえた。車はボンゴ・フレンディ、キャンプ道具は通常の半分程度にして身軽に済ませる。
初日の天気はまあまあだ。昼過ぎにキャンプ場に到着すると、受付には既に大勢の先客が並んでいた。先着順ということで少々心配したが、キャンプ場の広大な敷地は全ての心配を打ち消してくれた。場内にはかなりのテントが張られていたのだが、まだまだ余裕なのである。チェックインにけっこう時間がかかりそうなので、視界のきく範囲であちこち見渡しながらテントを張るのに良さそうな場所の目星をつけておく。しかし、我が家はペット同伴ゆえ、ペットゾーンといわれる区域を指定されてしまった。キャンプ場の一番奥まった松林の一帯である。残念。
入口にあるレストランや売店まではかなりの距離がある。これはこれでありがたい。よけいな出費を免れそうだ。^_^
でも、期待していた「スパ鬼首の湯」までもかなり遠い・・・(^^ゞ
6年前の印象は、リゾートパーク鬼首キャンプ場の整った管理体制に対し、吹上高原は、料金は非常に安いが、ただ単に、だだっ広いだけというものだった。うろ覚えだが、宿泊予定も無いのに、かってに場内に車で入り込み見物して行ったような気がする。広大なキャンプサイトは、芝というよりは草がメインだったようで、所々に顔を出している地面には水溜まりや泥場などもあり、キャンプ場というよりも野営場と言った方が良さそうな、あまり管理されていない印象を持ってしまった。
ところが、今回利用してみて驚いたのは、キャンプ場全体が改装されていてみごとに変貌していたことである。入口周辺の施設が充実して観光地化していたことや、利用料金がかなり値上げされていたことなどもあげられる。フリーサイトは、広大な敷地がうまく区分けされており、平坦に整地された上、全体が芝で覆われている。車道とサイトの区分けも整然としていて気持ちがいい。周囲の山並みと一体化した、まさに高原のキャンプ場という感じだ。
キャンプ場での過ごし方はまちまちである。特にこれといった遊具は何も無いので、キャンプ場の入口付近にある芝の広場でキャッチボール等をするか、古ぼけた滑り台で遊ぶくらいだ。我が家の子供たちは、すぐにキャンプ場内の探検に出かけたり、遊び相手を見つけて走り回っていたが、筆者はボーッと自然を満喫しているか、テントを拠点とした周辺の観光を計画するくらいである。そんなわけで初日は、テントと愛車にベッドメークをしてゴロゴロすることになった。テント自体は家族全員が就寝しても余りあるスペースなのだが、筆者はあえて車内泊をすることにした。理由は、愛車の2列目の運転席側のシートを半分だけ倒して1名就寝用のスペースを設け、新しくそろえたコールマンニューインフレーターマットとモンベルのシュラフの効果を試すためだ。ボンゴフレンディは3列目のシートを倒さなくても2列目のシートを倒すだけで身長170p強の筆者が足を伸ばせるのだ。それと、キャンプにお決まりの豪華な夕食は、今回の我が家には無い。とりあえずご飯だけは炊いたが、他の家族に比べると実に質素な夕食である。
2日目は、朝からどんよりとした雲行きで、活動の意欲を削いでいた。朝一番、長女が「スパ鬼首の湯」へ行くと言い出したので車で送り届ける。近くで待ちながら、戻り次第に「リゾートパーク鬼首」へ出かけて半日程遊び、その後、近くにある花立峠の状況を調べてきた。花立峠とは、鬼首から最上町へ抜ける有名な峠道だが、残念ながら峠に至る前に冬季通行止めで行く手を阻まれてしまう。峠から山形側はきついダートがあるらしいので、次回、ジムニーで完走したいと思う。ところで、リゾートパーク鬼首のアソレチック施設周辺は、あいかわらず賑わっていた。特に大滑り台や釣り堀は子供たちの人気の的である。それから、6年前に利用したキャンプ場には誰もいなかったが、もう営業をやめてしまったのだろうか。
吹上高原キャンプ場へ戻ると雨がポツリポツリと降ってきた。やることも無いので、筆者と長女以外のメンバーは「スパ鬼首の湯」へ行くことになった。そして、女房殿は車で送迎してくれとのたまう。しかたがないので風呂の近くに駐車して、車内で横になりながら帰りを待つことにした。風呂から帰ってきたみんなに話を聞けば、風呂の中は超芋洗い状態で、シャワーはもちろん着替えにも並んで待たねばならなかったそうな。なるほど、これほどたくさんのキャンプ場利用者が、同じような行動をとったと考えればこうなることは理にかなう。当然、筆者は行く気が失せてしまった。長女といっしょに朝方行っておけば良かったものを・・・。夕刻から雨が本降りになってきて、一晩中テントを叩く。今夜は全員がテント泊である。明日の撤収が気がかりだ。
最終日は、天気も回復して朝から晴天となる。皮肉にも滞在期間中一番いい天気になりそうだ。テントが乾くのを待って撤収後、チェックアウトする。帰り際、林道を片道8qほど走り鬼首地熱発電所を見学する。最初は、それほど遠くはないだろうと考えていた発電所だがこれがまた遠い。途中、荒湯地獄があったりして、しばし火山特有の荒涼とした風景と硫黄の感触を楽しむ。鬼首地熱発電所はまさしく深山幽谷にたたずむ孤独な建物だった。しばらくPR館を見学した後、帰途に着く。
【予約】不要のため先着順
【サイト】オートキャンプ
【営業期間】4月中旬〜11月下旬
【利用料金】フリーサイト/車1台500円、入場料/大人700円、子供500円(2泊目以降は半額)
ちなみに我が家ではペット連れのため、ペット同伴ゾーンに2泊して5,150円だった。大人3名(3,150円)、子供2名(1,500円)、ペット1匹、車1台(500円)
水(冷水で水量多い)、トイレ(水洗・ドボン式臭い)、敷地(芝と草)
【スパ鬼首の湯】大人500円、子供200円
【買い出し】ちょっとした物は近くの売店でも可だが、スーパーマーケットは鳴子まで出かける必要あり。コンビニはたくさんあったが、スーパーは1店しか見つけられなかった。
[追記]
このキャンプから間もない6月の末に、愛車ジムニーを駆って花立林道を完走してきました。行路は以下のとおりです。
山形市(R13)→尾花沢市→山刀伐峠(当然旧道です)→赤倉温泉を経由して鳴子町へ(R47)→鬼首(R108)→花立峠(昼食)→最上町→前森高原キャンプ場にて休憩(R13)→東根市(R48)→遅沢林道終点まで走行→R48→水晶山登山口を経由して猪野沢・田麦野線の中間地点へ→天童高原→面白山駅を経由して紅葉川渓谷→山形市山寺へ→帰宅
山刀伐峠の旧道は現在の山刀伐トンネルの上を走る形で、道は狭く、くねくね曲がっていますが一応全舗装されています。昔、松尾芭蕉が通ったという街道は、「歴史の道」として、この舗装路に寸断されながらもちゃんと保存されていました。少しだけ歩いてみましたが、さすがにこの「歴史の道」は、芭蕉が「奥の細道」で一つの句も残せなかった難所というだけあって、急な上り下りのありそうな狭い山道でした。(後日、知ったのですが、「奥の細道」はフィクション性が強く、特にこの山刀伐峠のくだりはあやしいらしいです。そう言えば地形図を見ても、とてもそんなに険しかったとは考えにくいからです。)
鬼首から花立峠へ行くには、リゾートパーク鬼首へ向かって行くとりっぱな舗装路がありますのですぐにわかります。花立峠までは、全舗装で距離も短いためあっという間に着いてしまいました。しかし、この日は天気が悪く、強風、雨、霧という最悪の状態だったので、峠からの景色はまったく楽しむことができませんでした。峠から最上町までは、未舗装の林道で距離も長いのですが、道幅もあり車底を擦るような悪路ではありませんでした。ただ、ガードレールの無いカーブは谷が深いので要注意かも知れません。
遅沢林道とは、東北一の断崖絶壁を持つ、黒伏山の北側登山口へ通じる林道です。普通車では、ちときつい道かも知れません。一般的には南側の柳沢林道からジャングルジャングルというスキー場前の登山口が有名です。
猪野沢・田麦野線とは、国道48号から北面白山へ入り込む林道があり、その途中から天童市の面白山高原へ通じる道です。冬季通行止めとなる峠道ですが、全舗装されています。水晶山の天童高原ゴルフ場側登山口付近から踏み固められた未舗装林道で通じています。
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