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ものぐさキャンプ日記

タキタロウ公園オートキャンプ場と朝日スーパー林道
(平成14年9月21日〜22日)


タキタロウ公園オートキャンプ場にて


山形市→朝日村(タキタロウ公園オートキャンプ場で宿泊)→朝日スーパー林道→新潟県朝日村→新潟県村上市→小国町→南陽市→山形市

タキタロウ公園オートキャンプ場に立ちよるのは3年ぶりである。そして朝日スーパー林道のほうは4年ぶりの訪問になる。前回の記録は秘境・林道情報1タキタロウ祭りにあるので見比べてください。
朝日スーパー林道は途中の休憩なども含めてのんびり走ると約3時間を要する大規模な林道である。 今回は9月の3連休を利用して、次女と長男を連れて行ってきた。山形市からは日帰りも可能な距離だが、出発が午後も遅かったため林道口に着いたのは夕刻になってしまった。そんなわけで夜間の林道走行はとりあえず避けることにして林道口にあるタキタロウ公園オートキャンプ場に宿泊することにした。従って家族団欒の楽しいキャンプというイメージでは無く、レトルトの食事を取って寝泊まりしただけの素泊まりキャンプである。むしろ林道情報のコーナーで紹介すべき内容なのかも知れない。


荒沢ダム
初日は高速・山形道を利用して朝日村まで直行した。高速を降りてそのまま朝日スーパー林道口へ向かう。荒沢ダムのそばではあいかわらず2つの暗くて狭いトンネルが出迎えてくれた。後で調べた結果、荒沢トンネルと笹根トンネルということだ。この日のダム湖は長い間雨が降らなかったせいか広い範囲まで湖底を見せていた。

タキタロウ公園オートキャンプ場
ダム湖が見えなくなって間もなくするとタキタロウ公園に着く。ちょうど大鳥池方面とスーパー林道方面の分岐にあたる位置だ。オートキャンプ場はこの公園内にある。受付は公園入口のタキタロウ館で行う。受付のおばさんに、「この先にはキャンプ場はありますか?」と訊ねたところ、キャンプ場などは無いし最近は親子熊が出没するので安易に道端あたりで野営しないほうがいいと言う。しかたがないので素直にテント1張分の¥1,500円を支払うことにした。施設はタキタロウ館に食堂・売店と釣り堀、トイレ等があり、キャンプ場の方には炊事場、コインシャワー、トイレだけというものだが、季節によっては大変賑わうらしい。本日の客は我々の他に4つのテントが張ってあった。それにしても夕刻以降、蚊が多くまとわりついてくる。

朝日スーパー林道口
翌朝、いよいよ朝日スーパー林道へ向かって出発する。林道口まではあっという間に到着する。どうやら林道の通行には何ら支障がないようだ。記憶は薄れているが、前回来たときはこの辺りからダートだったはずだ。しかし、スーパー林道はこの先も舗装されておりあきれるほど整備されていた。

堆積した砂利の台地
林道をしばらく走ると左手の渓流沿いに不思議な砂利(または土)の台地がある。4年前のときも感じたが、そうとうな体積がありまるで撫でつけたような整然とした台形型の砂利の台地である。これは自然が作ったものなのか、はたまた人工的なものなのか不明だが、とても車は入れないような所に存在する不思議な砂利の台地なのである。(正体をご存じの方、メールにて教えてください。)このあたりまで来ても道はすっかり整備されている。

県境の展望地
途中から砂利道に変わり林道口から14kmほどで県境の峠に到着する。ここには朝日連峰や三面の山々を望める展望地がある。ゴールドパーク鳴海という金山跡の観光地もすぐそばだ。ここから見える山の中でひときわ目立つのはやはり枡形山(1,331m)だろう。すぐ先にはいつの間にか自然公園のような施設もできていた。

鳴海森林公園
ゴールドパーク鳴海から新潟県側は完全に舗装されている。少し下るとスーパー林道と平床林道を分ける分岐がある。ゴールドパーク鳴海の入り口に座っている入場受付のおじさんは、普段は平床林道を上ってくるのだと何かで知ったが平床林道は通行止めとなっていた。スーパー林道の場合は2時間かかるが、平床林道を使えば1時間で来れるらしい。そのままスーパー林道を下ると誰も利用していないようなテントサイトを付設した公園施設がある。その公園内のの中には真っ赤な腹をしたニホンイモリがたくさん繁殖していた。イモリ自体めったにお目にかかれないのに、水の中で動いている生物がほとんどイモリという池もまた初めてである。

猿田川野営場
林道もかなり下って道が平坦になってくると猿田川野営場が見えてくる。今日は誰も利用していないようだった。この周辺は自然の森と言うらしくたくさんのブナが目立つところである。石黒山(968m)猿田ダム湖も近くにありちょっとした散策もできるようだ。

野猿の岩場
猿田川に沿ってさらに下っていくと野猿の岩場という場所がある。県境の峠から約20kmくらいのところか。案内の看板には何やら気まぐれな猿たちが遊ぶ場所らしいことが書いてあるが、前回と同様に猿の姿はまったく無かった。持参したフィールドスコープでくまなく探しても見つけることはできなかった。

奥三面ダム湖
朝日スーパー林道もいよいよ終点間近になってくると、縄文遺跡や三面集落が湖底に眠る奥三面ダムに到着する。陸の孤島といわれた三面集落の人々が生活のために手彫りで作ったという金壺トンネルをぜひ見てみたいと期待していたが、やっと見つけたダム発電所のとなりにあったトンネルへ通じる道はすでに塞がれていた。三面集落に関する資料からその存在を知ることになったトンネルだが、もう二度と見ることができないと思うと大変心残りである。

奥三面メモリアルパーク
このメモリアルパークでは奥三面ダムが建設されることによって起こったさまざまなせつない出来事のあらましを知ることができる。特に「三面ここにありき」と刻まれた石の記念碑や、この地を去ることになった人々の惜別の偲いを記した由来碑の内容を読んでいると胸が締め付けられる思いである。
さて、この旅の最後の締めはダム湖から小国町へ通じる三面林道だ。林道の途中に大朝日岳や祝瓶山といった朝日連峰南部の山々を望める展望場所があるからだ。しかし、あいにく林道は通行止めとなっていた。しかたがないので二子山森林公園を素通りして一般コースの帰路に就く。途中、三面川ヤナ場で休憩するもなかなかの大盛況であった。


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