
| 里山トレッキング11 |

カケスガ峰は笹谷峠の南に見えるなだらかなピークです。
北蔵王の単なる1ピーク扱いなのか、いろいろ調べても標高がわかりませんでした。
正確な標高は何mなのでしょうか?
2003年5月5日(月) カケスガ峰(約1,300m強)メンバー:筆者とチロ
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このゴーデンウィーク最終の3連休、”ものぐさキャンパー”は初日から今朝まで西蔵王公園で野営をしていました。さて、今日もすばらしい好天のようなので、先日の二口林道ゲート止から峠ピークまでの散策に引き続き、近くの山に行ってみることにしました。野営を終え、自宅で朝食を取りながらあれこれ考えた結果、笹谷峠あたりの山が近くて良いということになりました。笹谷峠は先日行ったときは冬季通行止めでしたが、とりあえず行ってみてだめだったら別案を考えることにします。 【北雁戸山方面へ向かって歩く】関沢インター先の通行止ゲートが開いていたので、笹谷峠駐車場まで車を入れます。ここで北側のハマグリ山方面へ登るか、南側の雁戸山方面へ登るか迷いました。北側は何度か登っているし、まだ記憶に新しいため、まだ経験の無い南側の方へ散策がてら足を延ばして行けるところまで行くということにしました。 【登山道】標識に従い山工小屋から登山道に入ります。最初の笹道がうるさかったので、電波塔まで車を入れてそこから入った方が良かったと思いました。登るにつれて登山道はぬかるんだり、雪道になったりして歩きにくくなってきます。登る途中、数人の人とすれ違いましたが、前山から先は雪が多いため、皆さん前山かカケスガ峰あたりから戻ってきたとのことでした。 【関沢コース分岐】展望の無い樹林帯の登山道を40〜50分も歩くと右手から関沢コースが合流してきます。この辺りから周囲が明るくなってきて尾根が近いことがわかります。振り返れば山形神室 ここから少し登ったところで、傍の笹ヤブの中から「ガサッ!ガサガサ!」と動物の動き回る音がしました。「ビクッ!」として、声を出したり熊鈴を鳴らしてみましたが、逃げる様子もなく「ガサッ!ガサガサ!」と音が聞こえます。「熊だったらいやだなあ・・」少しひるんでしまい、もうすぐカケスガ峰と思いましたが、「今日のところはここまで!」と踵を返します。少しばかり下ったところで、やっぱりもったいないと思い直して再び恐る恐る戻り始めると、上から単独行が降りてきました。音のことを話すと、「あれは雪に押さえつけられていた笹がはじける音だ」と教えてくれました。さらに、この辺りには熊はいないと聞いたので、安心してとりあえず尾根上まで目指そうと登山を再開したのです。 【雁戸山とカケスガ峰の分岐】登山口から約1時間30分くらいで前山とカケスガ峰の鞍部に出ます。ここでやっと展望が開け、前山と北雁戸山が目前に迫ります。ふつうならば北雁戸をめざして行けるところまで行くのでしょうが、私の場合はちと違います。この辺りの山の情報はWeb検索でかなり知っており、蟻の戸渡りとかの身もすくむような写真もたくさん見ております。単独行の上、高所恐怖症の身なれば迷わず足はカケスガ峰へ向かうのでした。 【カケスガ峰を望む】分岐点の「カケスガ峰を経て笹谷峠」という標識に従い左へ曲がると、すぐに写真のような広場に出ました。広場には2つの石碑があり、事前情報として既に知ってはいましたが、改めて読んでみると、昔この山で亡くなった高校生の慰霊碑だということが確認できました。慰霊碑1 慰霊碑2 カケスガ峰は、登ってきた登山道の左の尾根に当たるので北へ戻る方角にあります。 【前山へ足を延ばして帰りの方角を誤る】時刻も14時前で天気も良かったので、ちょっとだけ前山に挑戦してみたい衝動にかられました。東側の斜面に踏み跡がついていたので忠実に辿っていくと、しだいに踏み抜く雪も深さが増してきて、じゃまな枝が行く手を阻むようになってきたので途中で断念しました。戻り始めるとカケスガ峰頂上がはっきり見えています。踏み跡を辿りながら先行するチロの後を追ってどんどん降りて行きながら、「はて?こんなに登って来たっけ・・?」と感じるようになった頃、急に踏み跡が見えなくなりました。右下を見ると急な雪面が広がっており、尾根から離れた方向です。「まずい!降り過ぎたか。」一瞬、冷やっとしたものを感じましたが、道間違いの鉄則はあわてずに逆戻りすることです。大声でチロを呼び戻しながら逆戻りを始めました。尾根に近づくと踏み跡が乱れていて正確なルートがわかりません。とりあえず尾根上へ出ればなんとかなるだろうと上のヤブの中に突っ込み、10mほどヤブを掻き分けると「パッ!」と視界が開けて慰霊碑の上部へ飛び出しました。まずは一安心ですが、これが視界の無い悪天候だったらと思うとゾッ!とします。(建ててくれないと思うけど3つ目の慰霊碑を想像してしまいました。(^_^;)) それにしても、踏み跡があったということは、私よりも先に同様の体験をした人がいたということでしょうか・・。 【カケスガ峰頂上】紆余曲折の末、はい、やっとカケスガ頂上です。北には山形神室、仙台神室などの二口山塊が望めます。遠くから見えた小屋もあります。(小屋を調べるチロ) カケスガ頂上はちょっとした草原のようでとても気持ちの良いところでした。頂上1 頂上2 【カケスガから北雁戸を望む】昼食を取りながら30分ほど頂上からの展望を楽しみます。前山と北雁戸、北雁戸から東に切れ落ちる谷、蔵王・熊野岳(鷲岩)と地蔵・三宝荒神山の稜線、瀧山、関沢インター付近、ハマグリ山から神室の山塊 【往路を返し電波塔まで下山】下山路はケスガ東側の道を降りて行きましたが、下部の雪斜面で踏み跡が頼りなくなってきました。先程のことが脳裏に浮かんできたため、安全を考えて戻ることにします。けっこう下ったようで、登り返すとなればちょっと疲れてしまいます。しかし、カケスガ頂上までくれば、後は楽ちんです。 【たかがカケスガ、されどカケスガ】初心者の自分にはいろいろな事がありましたが、やっと無事に駐車場へ戻れそうです。まだまだ経験が足りませんね。夏道を知らないコースで雪面を歩くときは踏み跡が頼りですが、慎重さを欠くとあらぬ方向へ導かれることもあるようです。また、雪面では自分がどの辺りを歩いているのか掴みにくくもなります。もっと場数を踏まねばとつくづく感じた山行でした。 | |