里山トレッキング4


林道・戸沢滑川線からの山形神室展望


2002年10月26日(土) 山形神室(1,344m)
メンバー:単独

  いつもは山麓の林道ばかり走って山々を眺めている筆者ですが、冬も近いので今のうちに山頂から下界を眺めておこうと取り憑かれたように身近な山を登っているこの頃です。山と言っても子連れ登山が多く、自分の力量からしてもトレッキング気分で登れて体力増強にもなるような近場の低山が中心です。山形市周辺ではこれまでに千歳山(471m)、富神山(402m)、盃山(256m)、三吉山(574m)、経塚山(398m)、大平山(714m)、大岡山(401m)、東黒森山(766m)、白鷹山(994m)などを登ってきました。市内から少し離れて水晶山(668m)、面白山(1,264m)翁山(1,075m)なども登りましたが、最近は単独行も多くなってきたのでちょっと高めの山にも足を運ぶようになりました。今回の山は先週の瀧山(1,362m)に続いて山形神室(1,344m)です。

【笹谷峠の登山口】
本日の笹谷峠は雲行きも怪しく強風が吹いていますが、登山口になっている笹谷峠の駐車場は満車状態でした。駐車場に入れずに路上に止めている車もたくさんあります。強風の中、身支度をして12時出発です。

【笹谷の紅葉】
登山口から前山の頂上までは210m以上の急登ですが、九十九折りの道を一気に登ります。途中の岩場(ケルンというか石積がある。)から斜面の紅葉を撮影してみました。


【前山を望む】
ケルンから頂上まではもう少しです。前山にはこれまでも何度か登りましたが、さすがにこの急登はいつ登っても苦しいです。

【前山のピークから山形神室へ続く稜線】
前山の頂上に着くと、天気が急変してきました。すさまじい勢いで強風とともに雲や霧が谷から吹き上がってきたのです。視界が遮られてきたため、あわてて定番の稜線の山を写真に納めました。

【ハマグリ山】
稜線上の道は前山から一旦20mくらい下って登り返します。ハマグリ山に着く頃には雨が降ってきて、視界も閉ざされ強風が吹き荒れていました。もはや景色どころか目的地まで行くことさえも危うい状況です。デジカメも電池切れになってしまいここで撤退しようか悩みました。自分と同じ時間帯に登り始めた人は、どうやらあきらめたようです。

【写真が無いので事前に撮影した山形神室の山塊をご覧ください】
写真の右端から中央の突起まで歩いてきました。笹谷峠から山形神室までの行程で疲れる箇所は3つあります。まず前山の急登、続いてトンガリ山頂までの急登、そして山形神室山頂までの長い登り坂です。要注意と思われる箇所は、ハマグリ山からの急下降の岩場、トンガリ山の先の東斜面絶壁上の登山道でしょうか。
さて、ハマグリ山の先にある急下降の岩場でどうしようか迷っていると、トンガリ山の方から色とりどりのカッパを来たグループが先を急ぐように次々と下山してくるのが見えます。誰も来なくなってからもしばらくの間様子を見ていましたが、日曜にかけて下降状態の天気はいっこうに回復してくれませんでした。しかし、このまま撤退してしまうのももったいないので、雨と強風、写真無し、景色無しという条件ですがあえて目的を達成することにしました。強風に吹き飛ばされそうになりながらハマグリ山からの岩場を下ります。続いてトンガリ山の岩だらけの急登を喘ぎながら登ります。やっと到着したトンガリ山頂は狭くて小休止するような気分にはなれませんでした。ただちにトンガリ山頂を後にします。山頂を下ると、東斜面が深い谷まで切れ落ちている登山道を通過してやがて平坦な灌木帯の道となります。そして緩やかな1つの高まりを越えると山形神室の山頂が間近に見えてきます。この稜線の道は、これまでのつらい行程に安らぎを与えてくれると評判のはずでしたが、本日は何の安らぎもいただけませんでした。いよいよ山形神室の山頂への登りに入ります。この登りは滑りやすい土の道でだらだらと長いためけっこう疲れます。途中、ずいぶん休憩をとった割には2時間程度で到着することができました。やっとたどり着いた神室の山頂は、背丈ほどの木に覆われて展望も無く、下界で想像していたものとは違っていました。少々がっかりしてしまい、もう少し先の仙台神室との分岐まで行ってみることにしました。この辺りは天気さえ良ければ二口山塊の山々や西側の景色がすばらしいはずですが全く何も見えません。風はあいかわらずもの凄く、谷に向かって身を預けても押し戻される始末です。しばらく様子をみていましたが、帰りの時間も考えてあきらめることにしました。約1時間半で駐車場へ到着です。薄暗くなった駐車場には自分の車だけが主人の帰りを待つように1台だけ取り残されていました。


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