| 里山トレッキング7 |

西蔵王放牧場から瀧山を望む
2002年12月22日(日) 瀧山(1,362m)/乳母神コースメンバー:単独
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この3連休前半は、天気予報とはうらはらにすばらしい好天に恵まれました。本日は青空が広がり西蔵王放牧場の雪も半分溶けかかっています。10月にこの山に登ったときは、霧のため山頂からの展望は無く、期待していた尾根の構成がまったく掴めませんでした。あれ以来、国土地理院の地形図を眺めては、実際の尾根の形はどうなっているのかこの目で確かめたくてしかたがなかったのです。実は、前日に愛犬を連れて一番安全そうな乳母神コースのチャレンジを試みたのですが、姥神直下のロープ場で愛犬がどうしても登ることができなかったためあきらめたのでした。よって、今日こそは、下調べ済み、軽アイゼン持参ということでやっと本懐をとげられそうです。どうでもいいことですが、このコースを通ったことでまた1つ疑問ができてしまいました。他の山でも姥神はよく見かけますが、瀧山の場合は登山道の道標には「乳母神」という漢字が使われています。瀧山に関する書物やネット検索では、「姥神」という漢字も多く使われているようなのでどっちが正解なのか悩んでしまいます。 【乳母神コース】西蔵王放牧場ゲート前の駐車場に車を止め、放牧場内の舗装路を「うがい場」まで歩きます。なお、難路の「前滝コース」は放牧場内には入らず、駐車場の瀧山案内板のところから牧場の北端に沿って続いている林道を歩きます。 【うがい場】ここが瀧山登山道の「乳母神コース」と難路の「大滝コース」の起点です。左へ行けば乳母神コース、右方向は大滝コースです。標識通りに左へ進みます。12時30分登山開始です。 【乳母神コース分岐点から放牧場を望む】放牧場の最上部に沿った道をしばらく歩くと乳母神コース分岐点があります。ここから小高い尾根に取り付きますが、道なりに放牧場沿いの平坦路を進めば「前滝コース」に合流することになります。 【稜線へ続く尾根の登山道】小高い尾根を歩く登山道は道幅も広く安全です。登り始めはちょっと息が切れますが・・・ 【屏風岩】ぐんぐん高度をかせいで屏風岩と同じ高さになってくると登山道の雪が多くなってきました。この辺りは道幅が狭く谷が深いので、雪を踏み抜かないように慎重に歩きます。 【ロープ場】ここが「乳母神コース」唯一の難所?ロープ場です。雪が無ければまったく怖くは無いのでしょうが、この時期は要注意かも知れません。谷が深いので滑落すれば10m〜20mは行くでしょう。この深い谷底に大滝があるのでしょうか。前日はここで引き返しましたが、今日は軽アイゼンを付けて進みます。 【姥神】ロープ場を越えてすぐの急登をクリアしたところに姥神様がおります。登りのときには視界からはずれる位置にいるのでしっかり見ましょう。 【稜線へ出た】放牧場から見上げた瀧山山頂と高森山をつなぐ稜線に出ました。「やっと稜線に飛び出してすばらしい展望が」と言いたいところですが、東側の展望がイマイチだったので「出た」くらいにしておきます。ただし、西側の展望はしだいに次のようになってきます。猿岡山と山形の遠望 谷と西蔵王の遠望 瀧山の北へ延びる尾根 稜線へ出た所で登山道が「大滝コース」と合流します。難路の「大滝コース」にも踏跡があったので、この時期にすごいなぁと思いました。 【稜線上の登山道】山頂間近の稜線はかなり痩せています。道は平坦ですが下は千尋の谷なので雪庇を踏み抜かないように注意しながら歩きます。いよいよ頂上までの最後の登りです。多少息が切れますが最後のふんばりです。この辺りはロープが雪の中に見え隠れしていたので、きっとロープ場になっているのでしょう。 【頂上】はい、やっと頂上です。瀧山神社が見えてきました。時計は14時15分を指していますから、休みながら登ったとはいえ1時間45分くらいで登れたようです。中高年初心者の登山としてはまあまあでしょうか。途中4人の単独行とすれ違いました。頂上直下ですれ違った人は、4時間かかって「前滝コース」を登ったと言っていました。恐れ入りました。16時頃には暗くなるため、ほとんど休憩も取らずに降りてきたそうです。自分ものんびりできません。缶ビールとか食事はさておいてとりあえず尾根を同定しながら写真に納めます。 【北へ延びる尾根】真ん中のピークはヘラハギ山(1,340m)と言うのでしょうか。「前滝コース」や「ドッコ沼コース」はこのピークに接続してこちらから登ってきます。上から見るとわかりずらいので少々下から見た北へ延びる尾根です。黒く映っている茂みのあるところは前瀧コースでしょうか。 【蔵王とつながる東の尾根】中央ゲレンデからヘラハギ山へ続くこの尾根上に「ドッコ沼コース」の登山道があります。平坦な尾根歩きのようですが、かなりきつい急登もあるのです。 【蔵王を中心に東側の風景】蔵王の熊野岳から中央ゲレンデなどのスキー場が望めます。わずかに視線を下に向けると蔵王温泉街が見えます。 【南西へ延びる尾根】蔵王温泉の北側に聳える岩峰のある尾根です。蔵王温泉は尾根の向こう側にあり、「蔵王温泉コース」の登山道はこの尾根を使います。 【乳母神コースのある西側の風景】瀧山の西側には尾根がいくつかあって、頂上からだけではなかなかいい写真が撮れません。写真は「乳母神コース」のある西側の尾根で、真ん中のピークは高森山(1,199m)と言うのでしょうか。小さく白く見えるのは羽竜沼、はたまた三本木沼、それとも雪の放牧場でしょうか。山形市街南部が遠望できます。 【安全圏まで下山してから昼食】誰もいなくなった山頂は寂しいものです。まだまだ明るいのですがこの時期の太陽はつるべ落とし。時間が無いので15分ほど写真を撮って下山することにしました。14時30分下山開始です。山頂でビールを飲むのは我慢してとりあえずロープ場を下った安全圏まで降りてから食事をすることにしました。驚いたことに、ゆっくり慎重に下ったのですが、ここまで要した時間はたったの30分。まだ15時になったばかりでした。ここから登山口までは30分もかかりません。展望も無い中、隣の尾根の岩峰を肴にのんびりと食事をとります。 【駐車場へ戻る】登山口の「うがい場」15時45分着。食事の時間を除けば50分くらいで下山したことになります。薄暗くなりはじめた放牧場の道を、いま辿ってきた尾根を何度も振り返りながらゆっくりと歩きます。いくぶん離れた向こうの放牧場には、あいかわらず主と思われる大きなカモシカ(写真中央)がじっとこっちを見ていました。実を言うと彼(彼女?)は1週間前も、昨日も同じ場所にいたのでした。 【三百坊を下る】駐車場から西蔵王高原ラインへ下る車中です。夕日がとてもまぶしいです。ヘッドランプは持参していますが、やはり早めに下山して正解でした。山頂でのんびりしていれば、下山途中は気が急いたかも知れません。次回の課題はもっと早めに登って、西側の尾根の風景をしっかり写真に納めることと、難路コースに挑戦することでしょうか。 | |